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風邪症候群

風邪症候群とは

風邪症候群とは、一般的には上気道(鼻、咽頭、喉頭)の急性炎症、急性上気道炎のことを指しますが、下気道(気管、気管支、肺)のうち、肺を除く下気道の急性炎症を含むことが多いです。
症状は、寒気、倦怠感、発熱、頭痛などの全身症状。局所症状として、鼻でくしゃみ、鼻水、鼻づまり、咽頭でのどの痛み、喉頭でしわがれ声、気管・気管支で咳、呼吸苦などがあります。風邪症候群では局所症状と全身症状が一緒に始まることが多く、インフルエンザでは全身症状が先行するのが特徴です。
俗称として消化管の感染によって嘔吐、下痢、腹痛などの症状で、「お腹の風邪」と呼ぶこともありますが、これは風邪症候群には入れません。  原因は、ウイルスによる感染が、80~90%で、細菌によるものが10~20%です。

風邪症候群の診断と治療

抗生物質は、ウイルスに効かないので、80~90%の風邪症候群には無効です。しかし、細菌には効くので、細菌感染を症状から疑われたりするときは使用します。また、細菌感染では、白血球数が上昇することが多いので、血液検査で白血球数が上昇していれば、抗生物質の投与を考えます。
当院では10分くらいで結果が分かります。インフルエンザ検査、溶血連鎖球菌検査も15分くらいで結果が分かります。
鎮痛解熱剤や咳止めの薬は、出来るだけ使用しない方が良いです。使用によりウイルスの消失が遅れ、症状が緩和しても、だらだらと長引く可能性があります。体温38.5度以上は解熱剤が必要です。
 症状がひどくなく体力があれば、特に安静にする必要はありません。入浴も高熱がなければ可能ですが、入浴後の湯ざめは悪化の原因になります。

風邪症候群の予防

手洗い、うがいはあまり効果がありません。うがいの後に緑茶を飲むのは、カテキンが細菌、ウイルスを抑制するので効果があります。
歯磨きで口の中をきれいにすると、感染予防になります。寝たきりの患者さんも口をきれいにするとインフルエンザなどの感染症になりにくくなります。
免疫の80%くらいは腸が関与しています。便のコントロールをすることが大事です。食物繊維、発酵食品、納豆など食事に気をつけましょう。