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認知症

認知症とは

中核になる症状(中核症状)は記憶障害と認知機能障害です。
記憶障害は、記銘力障害(新しいことが覚えられない)と忘れたことを忘れるのが特徴です。昔の事は覚えていることが多いです。
認知機能障害は、時間や場所を忘れたり、物の使い方が分からなくなったり、物が何か分らなくなったり、判断能力が落ちたりします。
認知症に付随する症状(周辺症状)があり、不安、抑うつ、幻覚、妄想、せん妄、興奮、多動、徘徊、暴言、暴力、異食などがあります。この周辺症状が介護の妨げになることが多いのです。

どんな認知症があるか

    全身病からくるもの

    甲状腺機能低下症、種々の貧血症、代謝異常、中毒など全身の病気に付随するもの


    脳の変性によるもの

    アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭・側頭葉型認知症(ピック病など)


    脳血管障害、脳障害によるもの

    脳梗塞、脳出血、低酸素脳症、脳腫瘍、アルコール性脳障害、ウイルス性脳症、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症


これらの病気によって、治療方法が異なり、特に慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症では手術により劇的に改善する可能性があるので、しっかりとした診断が重要です。

主な認知症の特徴

アルツハイマー型認知症

45歳くらいから高齢までに多く、女性に多いです。昼間の行動異常が多く、徐々に進行します。記銘力障害が目立ち、同じ事を何度も言ったり、とられ妄想、徘徊が見られます。病識がありません。

脳血管障害の認知症

60歳以上に多く、男性に多いです。夜間の行動異常(夜間せん妄)が多く、急激に悪化します。運動麻痺、感情失禁などが見られ、病識がある人が多いです。

レビー小体型認知症

幻視、薬物が効きすぎる、パーキンソンニズム(ふるえ、こわばり、勝手に体が動く、無表情、小刻みの歩行など)が特徴的です。

前頭側頭葉型認知症(ピック病もこの型)

記憶や認知機能は比較的良く、人格・性格がおかしくなり、同じことを何度もやる、食行動の異常が見られます。犯罪意識が落ちるので、同じもの何度も何度も万引きしたりする人はこの認知症が考えられます。

認知症の治療

薬物療法

治療は、中核症状に対するものと、周辺症状に対するものに分けて薬剤を決めます。 さらに、周辺症状では、陰性症状と陽性症状に分けて治療します。

前頭側頭葉型認知症は、薬が効きすぎるので、少量投与が基本です。 中核症状で陽性症状が多く認めたら、興奮系の薬の減量が必要です。 興奮系の薬は、数年でだんだん効かなくなることが多いです。

非薬物療法

ご本人が今出来ること、興味を持っていることをやらせて下さい。昔の記憶は保たれるので、昔のことを何度も何度もおしゃべりします。「さっき聞いたよ」とは言わず、ウンウンと聞いてあげて下さい。 昔の音楽、本、写真、動画などや、編み物、料理など出来るものを積極的にやらせてあげて下さい。
会話が大切なので、家族がいないときは、友人と一緒にお話したりデイサービスなどを利用して下さい。
進行予防には、「体を動かしながら脳を使う」ことが良いです。たとえば、散歩しながらしりとりや計算をするとか、歌を歌いながら体操するとかです。
叱るのは一番悪いことです。不安にならないよう気づかうことが大事です。本人の見えないところからの声かけや肩たたきなどは、認知症の人はとても不安になるので、正面からゆっくり近づいておしゃべりして下さい。

補助食品

当院では、一般的な認知症薬も使用しますが、補助食品をお勧めしています。

フェルラ酸

米ぬかから抽出された、天然のポリフェノールで、強い抗酸化作用があります。

ニューロテアミン

緑茶のアミノ酸で、脳内の神経幹細胞の活性化する能力があります。