メニュー

高血圧

高血圧はどうして悪いか

高血圧が続くと、動脈硬化が進み、心疾患、脳卒中、慢性腎臓病を引き起こします。
120mmHgをこえて血圧があがるほど、全心血管病、脳卒中、心筋梗塞、慢性腎臓病などの罹患リスクおよび死亡リスクは高くなります。また、血圧が上がるほど、全脳卒中死亡、脳梗塞死亡、脳出血死亡、冠動脈死亡も同様に多くなります。
109mmHg以下になると、脳卒中死亡は増えるので血圧の低すぎも良くありません。

高血圧の検査

高血圧を認めても、病院では高く、家では低い、診察室高血圧、白衣高血圧があります。家で起きて30分以内、同じ場所で、起きてからあまり動かないで、腕にカフ巻いて1~2分安静にしてから測定してください。高いからとすぐに2回目を測定すると低く出ます。2回目を測定したければ10分は空けてください。その血圧が収縮期135mmHg以上かつ/または拡張期血圧85mmHg以上が高血圧の基準です。
 高血圧を認めたら、メタボリック症候群(高血圧・糖尿病・脂質異常症)、腎機能、肝機能、などの血液検査をします。検査は食後8時間以上は空けてください。心電図、胸部X線検査で心臓の大きさ。尿検査で腎臓機能。必要であれば、心エコー検査、頸動脈エコーを行います。
 いわゆる高血圧(本態性高血圧)か二次性高血圧かの判断も重要です。二次性高血圧は原疾患の治療が優先されるからです。

二次性高血圧(高血圧の10~20%)

 肥満、睡眠時無呼吸症候群、褐色細胞腫、原発性アルドステロン血症(副腎腫瘍)、クッシング症候群、腎血管性高血圧症などこれらの症状があれば、そちらの検査もして、診断されればその疾患の治療が優先されます。
手術で治るもの(副腎腫瘍、褐色細胞腫など)もあります。

高血圧の治療

すぐに薬物療法するのではなく、生活習慣(喫煙、飲酒、食事、運動、ストレスなど)を変えることが優先です。それでも血圧が高ければ、薬が必要です。いろいろな種類があるので医師と相談してあなたに合う薬を投薬してもらってください。設定する血圧の値も、あなたにとっての設定が必要で医師と良く相談する必要があります。
家で血圧が安定するまでは血圧測定をしっかりやり、低すぎ(収縮期血圧109mmHg以下)にならないよう注意が必要です。

高血圧の食事療法

日本人の40%くらいが、食塩感受性高血圧だといわれています。残りが食塩非感受性高血圧です。もちろん塩分の取りすぎは、どちらでも腎臓その他に悪影響がありますが、食塩感受性高血圧の人はより気を付けなければなりません。外食やカップめんをたくさん摂取すると血圧が高くなる人は、食塩感受性高血圧の可能性が高いです。塩分摂取量を一日6g以下にすると血圧が下降していきます。
 その他、 カリウム(果物、野菜)の摂取、 マグネシウム(ノリ、ワカメ、コンブ)の摂取、タウリン(タコ、イカ、サザエ、ホタテ)の摂取が高血圧の人にはお勧めです。
動物性脂肪(飽和脂肪酸)は動脈硬化の原因になるので出来るだけ少なくします。
青魚に多い、EPA(イーピーエー),DHA(ディーエイチエー)は動脈硬化予防するので、生でたくさん摂取してください。 一般的な油は動脈硬化の原因になるので摂取を少なくします。(脂質異常症を参照)